SVMを対象としたNDMPモードでのユーザ認証
Storage Virtual Machine(SVM)を対象としたNDMPモードでは、NDMPユーザ認証がロールベースアクセス制御と統合されます。SVM のコンテキストでは、 NDMP ユーザには「 vsadmin 」または「 vsadmin-backup 」のいずれかのロールが必要です。クラスタのコンテキストでは 'admin' または backup のいずれかのロールが NDMP ユーザーに割り当てられている必要があります
これらの事前定義されたロール以外に ' カスタム・ロールに関連づけられたユーザー・アカウントを NDMP 認証に使用することもできますただし ' カスタム・ロールのコマンド・ディレクトリには vserver services ndmp フォルダがあり ' フォルダのアクセス・レベルが none でない場合に限られますこのモードでは、特定のユーザアカウント用のNDMPパスワードを生成する必要があります。このパスワードは、ロールベースアクセス制御を使用して作成されます。adminロールまたはbackupロールのクラスタユーザは、ノード管理LIF、クラスタ管理LIF、またはクラスタ間LIFにアクセスできます。vsadmin-backupロールまたはvsadminロールのユーザは、そのSVMのデータLIFにのみアクセスできます。そのため、ユーザのロールによって、バックアップおよびリストア処理に使用できるボリュームとテープデバイスが異なります。
このモードでは、NISユーザとLDAPユーザのユーザ認証もサポートされます。そのため、NISユーザとLDAPユーザは、共通のユーザIDとパスワードを使用して複数のSVMにアクセスできます。ただし、NDMP認証ではActive Directoryユーザはサポートされません。
このモードでは、ユーザ・アカウントは SSH アプリケーションと「ユーザ・パスワード」認証方式に関連付けられている必要があります。