ストレージQoSでFlexVol volume I/Oパフォーマンスを制御、監視
FlexVol ボリュームへの入出力( I/O )パフォーマンスは、ストレージ QoS ポリシーグループにボリュームを割り当てることによって制御できます。I/O パフォーマンスを制御することで、ワークロードが特定のパフォーマンス目標を達成できるようにしたり、他のワークロードに悪影響を与えるワークロードを抑制したりできます。
ポリシーグループは最大スループット制限( 100MB/s など)を適用します。ポリシーグループは最大スループットを指定せずに作成することもでき、ワークロードの制御に先立ってパフォーマンスを監視できます。
SVM 、 LUN 、およびファイルをポリシーグループに割り当てることもできます。
ポリシーグループへのボリュームの割り当てについては、次の要件に注意してください。
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ボリュームは、ポリシーグループが属するSVMに含まれている必要があります。
SVM は、ポリシーグループを作成するときに指定します。
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ONTAP 9.18.1 以降では、SVM に含まれるボリュームなど、QoS ポリシーを持つ他のオブジェクト内に含まれるオブジェクトに QoS ポリシーを割り当てることができます。ネストされた QoS ポリシーを使用すると、最も制限の厳しいポリシーが適用されます。
ONTAP 9.18.1 より前のリリースでは、QoS ポリシーを持つ他のオブジェクト内に含まれるオブジェクトに QoS ポリシーを割り当てることができますが、それらのオブジェクトは QoS によって個別に追跡され、相互作用しません。たとえば、50 IOPS の上限を持つ SVM と 100 IOPS の上限を持つFlexVol volumeがある場合、 FlexVol volumeは100 IOPS の上限によって制限されますが、SVM ワークロードに対する QoS ではカウントされません。
ストレージQoSの使用方法の詳細については、を参照して"システムアドミニストレーションリファレンス"ください。
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コマンドを使用し `qos policy-group create`て、ポリシーグループを作成します。
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`volume create`コマンドまたは `volume modify`コマンドでパラメータを指定し `-qos-policy-group`て、ボリュームをポリシーグループに割り当てます。
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パフォーマンスデータを表示するには、コマンドを使用し `qos statistics`ます。
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必要に応じて、コマンドを使用し `qos policy-group modify`てポリシーグループの最大スループット制限を調整します。