AFFシステムでアグリゲートレベルのバックグラウンド重複排除を管理します。
アグリゲートレベルの重複排除は、同じアグリゲートに属するボリューム間で重複するブロックを排除します。ONTAP 9.3 以降では、 AFF システムでアグリゲートレベルの重複排除をバックグラウンドで実行できます。この機能は、新規に作成したすべてのボリューム、およびボリュームのバックグラウンド重複排除をオンにしてアップグレードしたすべてのボリュームに対してデフォルトで有効になります。
この処理は、変更ログがある程度いっぱいになった時点で自動的にトリガーされます。スケジュールもポリシーも関連付けられません。
ONTAP 9.4 以降では、 AFF ユーザがアグリゲートレベルの重複排除スキャンを実行して、アグリゲート内のボリューム間で既存データの重複を排除することもできます。オプションを指定してコマンドを `-scan-old-data=true`実行すると、スキャナを起動でき `storage aggregate efficiency cross-volume-dedupe start`ます。
cluster-1::> storage aggregate efficiency cross-volume-dedupe start -aggregate aggr1 -scan-old-data true
重複排除スキャンには時間がかかることがあります。この処理はオフピークの時間帯に実行することを推奨します。
アグリゲートレベルのバックグラウンド重複排除は、ボリューム間バックグラウンド重複排除とも呼ばれます。 |
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AFF システムでアグリゲートレベルのバックグラウンド重複排除を管理します。
状況 使用するコマンド アグリゲートレベルのバックグラウンド重複排除を有効にする
volume efficiency modify -vserver <vserver_name\> -volume <vol_name\> -cross-volume-background-dedupe true
アグリゲートレベルのバックグラウンド重複排除を無効にします
volume efficiency modify -vserver <vserver_name\> -volume <vol_name\> -cross-volume-background-dedupe false
アグリゲートレベルのバックグラウンド重複排除のステータスを表示します
aggregate efficiency cross-volume-dedupe show