Linuxホスト上のリソースの自動検出
リソースとは、SnapCenterで管理するLinuxホスト上のSAP HANAデータベースとデータ ボリューム以外のボリュームです。SnapCenter Plug-in for SAP HANA Databaseプラグインをインストールすると、そのLinuxホスト上のSAP HANAデータベースが自動的に検出されて[Resources]ページに表示されます。
自動検出は、次のSAP HANAリソースでサポートされています。
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単一のコンテナ
プラグインのインストールまたはアップグレード後、一元化されたホスト プラグインにある単一コンテナ リソースは、手動で追加したリソースとして引き続き扱われます。
プラグインをインストールまたはアップグレードすると、SnapCenterに直接登録されているSAP HANA LinuxホストでのみSAP HANAデータベースが自動的に検出されます。
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マルチテナント データベース コンテナ(MDC)
プラグインのインストールまたはアップグレード後、一元化されたホスト プラグインにあるMDCリソースは、手動で追加したリソースとして引き続き扱われます。
SnapCenter 4.3にアップグレードしたあとも、MDCリソースは一元化されたホスト プラグインに手動で追加する必要があります。
SnapCenterに直接登録されているSAP HANA Linuxホストの場合、プラグインをインストールまたはアップグレードすると、ホスト上のリソースの自動検出がトリガーされます。プラグインをアップグレードすると、プラグイン ホストに配置されていたMDCリソースそれぞれが、別のGUID形式を持つ別のMDCリソースとして自動的に検出され、SnapCenterに登録されます。新しいリソースはロック状態になります。
たとえば、SnapCenter 4.2で、E90 MDCリソースがプラグイン ホストにあり、手動で登録されていた場合、SnapCenter 4.3へのアップグレード後には、異なるGUIDを持つ別のE90 MDCリソースが検出されてSnapCenterに登録されます。
自動検出は、次の構成ではサポートされていません。
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RDMおよびVMDKレイアウト
上記のリソースが検出された場合、これらのリソースではデータ保護処理がサポートされません。 -
HANAマルチホスト構成
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同じホスト上の複数のインスタンス
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マルチティア スケールアウトHANAシステム レプリケーション
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システム レプリケーション モードのカスケード レプリケーション環境