StorageGRIDをKMSのクライアントとして設定する
KMS をStorageGRIDに追加するには、まず各外部キー管理サーバーまたは KMS クラスターのクライアントとしてStorageGRID を構成する必要があります。
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これらの手順は、Thales CipherTrust Manager および Hashicorp Vault に適用されます。サポートされている製品とバージョンのリストについては、 "NetApp Interoperability Matrix Tool(IMT)" 。 |
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KMS ソフトウェアから、使用する予定の KMS または KMS クラスターごとにStorageGRIDクライアントを作成します。
各 KMS は、単一のサイトまたはサイト グループにあるStorageGRIDアプライアンス ノードの単一の暗号化キーを管理します。
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KMS 製品のキー管理ページを使用します。各 KMS または KMS クラスターに対して AES 暗号化キーを作成します。
暗号化キーは 2,048 ビット以上で、エクスポート可能である必要があります。
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StorageGRIDにキーを作成させます。テストして保存するとプロンプトが表示されます"クライアント証明書のアップロード"。
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各 KMS または KMS クラスターについて次の情報を記録します。
KMS をStorageGRIDに追加するときに、次の情報が必要になります。
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各サーバーのホスト名または IP アドレス。
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KMS で使用される KMIP ポート。
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KMS 内の暗号化キーのキーエイリアス。
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各 KMS または KMS クラスターごとに、証明機関 (CA) によって署名されたサーバー証明書、または証明書チェーンの順序で連結された各 PEM エンコードされた CA 証明書ファイルを含む証明書バンドルを取得します。
サーバー証明書により、外部 KMS はStorageGRIDに対して自身を認証できるようになります。
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証明書には、Privacy Enhanced Mail (PEM) Base-64 エンコード X.509 形式を使用する必要があります。
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各サーバー証明書のサブジェクト別名 (SAN) フィールドには、 StorageGRIDが接続する完全修飾ドメイン名 (FQDN) または IP アドレスが含まれている必要があります。
StorageGRIDで KMS を構成する場合は、ホスト名 フィールドに同じ FQDN または IP アドレスを入力する必要があります。 -
サーバー証明書は、通常ポート 5696 を使用する KMS の KMIP インターフェイスで使用される証明書と一致する必要があります。
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外部 KMS によってStorageGRIDに発行された公開クライアント証明書と、クライアント証明書の秘密キーを取得します。
クライアント証明書により、 StorageGRID はKMS に対して自身を認証できるようになります。