監査メッセージを確認します
監査メッセージは、 StorageGRID システムの詳細な運用状況を的確に把握するために役立ちます。監査ログを使用して、問題のトラブルシューティングやパフォーマンスの評価を行うことができます。
通常のシステム運用中、すべての StorageGRID サービスは次の監査メッセージを生成します。
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システム監査メッセージは、監査システム自体、グリッドノードの状態、システム全体のタスクアクティビティ、およびサービスバックアップ処理に関連します。
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オブジェクトストレージの監査メッセージは、オブジェクトの格納と読み出し、グリッドノードからグリッドノードへの転送、検証など、 StorageGRID 内のオブジェクトの格納と管理に関連します。
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クライアントの読み取り/書き込み監査メッセージは、S3クライアントアプリケーションがオブジェクトの作成、変更、または読み出しを要求するときに記録されます。
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管理監査メッセージには、管理 API に対するユーザ要求が記録されます。
各管理ノードで、監査メッセージがテキストファイルに保存されます。監査共有には、アクティブファイル( audit.log )と、圧縮された過去の監査ログが含まれています。グリッド内の各ノードには、ノードで生成された監査情報のコピーも格納されます。
監査ログファイルには、管理ノードのコマンドラインから直接アクセスできます。
StorageGRIDでは、デフォルトで監査情報を送信することも、送信先を変更することもできます。
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StorageGRIDはデフォルトでローカルノードの監査デスティネーションに設定されます。
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Grid ManagerおよびTenant Managerの監査ログエントリがストレージノードに送信されることがあります。
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必要に応じて、監査ログのデスティネーションを変更したり、監査情報を外部 syslog サーバに送信したりできます。外部 syslog サーバが設定されても、監査レコードのローカルログは引き続き生成および格納されます。
監査ログファイル、監査メッセージの形式、監査メッセージのタイプ、および監査メッセージの分析に使用できるツールの詳細については、を参照してください"監査ログを確認します"。