レポートのクイック スタート
サンプルのカスタム レポートを作成して、各ビューの内容とレポートのスケジュール設定について学びます。このクイック スタートのレポートでは、アクセス頻度の低いコールド データが相当量あり、クラウド階層への移動を検討するボリュームを特定します。「パフォーマンス: すべてのボリューム」ビューを開き、フィルターと列を使用してビューをカスタマイズし、カスタム ビューをレポートとして保存し、レポートを週に 1 回共有するようにスケジュールします。
-
アプリケーション管理者またはストレージ管理者のロールが必要です。
-
FabricPoolアグリゲートを設定しておく必要があります。また、それらのアグリゲート上にボリュームが必要です。
以下の手順に従って、次の操作を実行します。
-
デフォルト ビューを開く
-
データをフィルタおよびソートで列をカスタマイズする
-
ビューを保存する
-
カスタム ビューに対して生成されるようにレポートをスケジュール設定する
-
左側のナビゲーション ペインで、ストレージ > ボリューム をクリックします。
-
[表示] メニューで、[パフォーマンス] > [すべてのボリューム] を選択します。
-
表示/非表示 をクリックして、ビューに「ディスク タイプ」列が表示されることを確認します。
列を追加または削除して、レポートに必要なフィールドを含むビューを作成します。
-
「
ディスク タイプ
」列を「クラウド推奨事項
」列の横にドラッグします。 -
フィルター アイコンをクリックして次の 3 つのフィルターを追加し、[フィルターの適用] をクリックします。
-
ディスクタイプにFabricPoolが含まれる
-
クラウドに関する推奨事項に階層が含まれる
-
10 GBを超えるコールドデータ
各フィルタは論理積で結合され、すべての条件を満たすボリュームだけが返されます。最大5個のフィルタを追加できます。
-
-
[コールド データ]列の上部をクリックして結果をソートし、コールド データの量が最も多いボリュームがビューの先頭に表示されるようにします。
-
ビューをカスタマイズすると、ビュー名が「保存されていないビュー」になります。ビューに表示されている内容を反映する名前を付けます (例: 「
Vols change tiering policy
」)。完了したら、チェックマークをクリックするか、Enter キーを押して、新しい名前でビューを保存します。 -
スケジュール設定や共有を行う前に、レポートを CSV、Excel、または PDF ファイルとしてダウンロードして出力を確認してください。
Microsoft Excel(CSVまたはExcel)やAdobe Acrobat(PDF)などのインストールされているアプリケーションでファイルを開くか、またはファイルを保存します。
ビューをExcelファイルとしてダウンロードすると、複雑なフィルタ、並べ替え、ピボット テーブル、グラフを使用してレポートをさらにカスタマイズできます。Excelでファイルを開いてから、高度な機能を使用してレポートをカスタマイズします。問題がなければ、Excelファイルをアップロードします。このファイルとそのカスタマイズ内容は、レポートの実行時にビューに適用されます。
Excel を使用してレポートをカスタマイズする方法の詳細については、「サンプル Microsoft Excel レポート」を参照してください。
-
インベントリページの*スケジュールされたレポート*ボタンをクリックします。オブジェクト(ここではボリューム)に関連するすべてのスケジュール済みレポートがリストに表示されます。
-
スケジュールの追加 をクリックして、レポート スケジュール ページに新しい行を追加し、新しいレポートのスケジュール特性を定義できるようにします。
-
レポートの名前を入力し、その他のレポートフィールドを入力して、チェックマーク(
) を行の末尾に追加します。
テスト レポートがすぐに送信されます。以降、指定した頻度でレポートが生成され、リスト内の受信者にEメールで送信されます。
CSV形式のサンプル レポートを次に示します。
PDF形式のサンプル レポートを次に示します。
レポートに表示される結果に基づいて、 ONTAP System Manager またはONTAP CLI を使用して、特定のボリュームの階層化ポリシーを「auto
」または「all
」に変更し、より多くのコールド データをクラウド階層にオフロードする必要がある場合があります。