FabricPool
多くのNetAppのお客様は、めったにアクセスされない大量のデータを保有しています。これを_コールド_データと呼んでいます。また、頻繁にアクセスされるデータを_ホット_データと呼んでいます。理想的には、最高のパフォーマンスを得るために、ホット データを最速のストレージに保存する必要があります。コールド データは、必要に応じてすぐに利用できる限り、低速のストレージに移動できます。しかし、データのどの部分がホットで、どの部分がコールドなのかをどのように判断すればよいのでしょうか。
FabricPoolは、アクセス パターンに基づいて、ハイパフォーマンスのローカル階層とクラウド階層の間でデータを自動的に移動するONTAPの機能です。階層化により、高価なローカル ストレージをホット データ用に解放し、コールド データはクラウド内の低コストのオブジェクト ストレージからいつでもアクセスできるようになります。FabricPoolは、データ アクセスを常に監視し、階層間でデータを移動することで、最高のパフォーマンスと最大限のコスト削減を実現します。
FabricPoolを使用してコールド データをクラウドに階層化する方法は、クラウドを効率化してハイブリッド クラウド環境を構築する最も簡単な方法の1つです。FabricPoolはストレージ ブロック レベルで機能するため、ファイル データとLUNデータの両方に対応できます。
しかし、FabricPoolはオンプレミスデータをクラウドに階層化するだけではありません。多くのお客様は、Cloud Volumes ONTAPでFabricPoolを使用して、高価なクラウド ストレージからクラウド プロバイダ内の低コストのオブジェクト ストレージにコールド データを階層化しています。ONTAP 9.8以降では、"ファイルシステム分析"または"温度に敏感なストレージ効率"を使用して、FabricPool対応ボリュームの分析情報を取得できます。
データを使用するアプリケーションは、データが階層化されていることを認識しないため、アプリケーションに変更を加える必要はありません。階層化は完全に自動化されているため、継続的な管理は不要です。
コールド データは、主要なクラウド プロバイダが提供するオブジェクト ストレージに格納できます。また、NetApp StorageGRIDを使用してコールド データを自社のプライベート クラウドに保管すれば、データを完全に制御しながら最大限のパフォーマンスを実現できます。