データベースの自動検出
リソースとは、 SnapCenter で管理されている Linux ホスト上の SAP HANA データベースと非データボリュームです。使用可能なSAP HANAデータベースを検出したあとに、これらのリソースをリソースグループに追加してデータ保護処理を実行できます。
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SnapCenter サーバのインストール、 HDB ユーザ・ストア・キーの追加、ホストの追加、ストレージ・システム接続の設定などの作業を完了しておく必要があります。
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LinuxホストでHDBのセキュアなユーザストアキーとHDB SQL OSユーザを設定しておく必要があります。
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SID admユーザを使用してHDBユーザストアキーを設定する必要があります。たとえば、SIDとしてA22を使用するHANAシステムの場合は、HDBユーザストアキーをa22admに設定する必要があります。
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SnapCenter Plug-in for SAP HANA Database では、 RDM / VMDK 仮想環境にあるリソースの自動検出はサポートされません。データベースを手動で追加する際に、仮想環境のストレージの情報を指定する必要があります。
プラグインをインストールすると、そのLinuxホスト上のすべてのリソースが自動的に検出されて[リソース]ページに表示されます。
自動検出されたリソースを変更または削除することはできません。
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左側のナビゲーションペインで、 * Resources * をクリックし、リストから Plug-in for SAP HANA Database を選択します。
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[Resources]ページで、[View]リストからリソースタイプを選択します。
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(オプション)をクリックし、ホスト名を選択します。
そのあとにをクリックすると、フィルタ ペインが閉じます。
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[* リソースの更新 * ] をクリックして、ホストで使用可能なリソースを検出します。
リソースは、リソースタイプ、ホスト名、関連するリソースグループ、バックアップタイプ、ポリシー、全体的なステータスなどの情報とともに表示されます。
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データベースがNetAppストレージにあり、保護されていない場合は、[全体のステータス]列に「保護されていません」と表示されます。
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データベースがNetAppストレージシステム上にあり保護されていて、実行されたバックアップ処理がない場合は、[全体のステータス]列に[バックアップが実行されていません]と表示されます。それ以外の場合は、前回のバックアップステータスに基づいて、「 Backup failed 」または「 Backup succeeded 」に変わります。
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SAP HANAデータベースでHDBのセキュアなユーザストアキーが設定されていない場合は、リソースの横に赤い南京錠アイコンが表示されます。以降の検出処理で、設定されているHDBのセキュアなユーザストアキーが正しくないか、データベース自体へのアクセスが提供されていないことが判明した場合は、赤い南京錠のアイコンが再度表示されます。 |
SnapCenter以外でデータベースの名前が変更された場合は、リソースを更新する必要があります。 |
データベースを保護できるようにHDBのセキュアなユーザストアキーとHDBSQL OSユーザを設定するか、データベースをリソースグループに追加してデータ保護処理を実行する必要があります。