SQL Serverのクローニング戦略の定義
クローニング戦略を定義しておくと、それに従ってデータベースのクローニングを実行することができます。
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クローニング処理に関連する制限事項を確認します。
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必要なクローンのタイプを決定します。
クローニング処理の制限事項
データベースをクローニングする前に、クローニング処理の制限事項を確認しておく必要があります。
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Oracle の 11.2.0.4 から 12.1.0.1 までのバージョンを使用している場合、renamedg コマンドを実行するとクローン操作がハング状態になります。この問題を修正するには、Oracleパッチ19544733を適用します。
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(WindowsホストでMicrosoft iSCSIイニシエータを使用するなどして)ホストに直接接続されているLUNから、同じWindowsホスト上のVMDKかRDM LUN、または別のWindowsホストにデータベースをクローニングすることはできません。その逆も同様です。
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ボリューム マウント ポイントのルート ディレクトリを共有ディレクトリにすることはできません。
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クローンを含むLUNを新しいボリュームに移動すると、そのクローンは削除できなくなります。
クローニング処理のタイプ
SnapCenterを使用して、SQL Serverデータベースのバックアップまたは本番環境のデータベースをクローニングすることができます。
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データベース バックアップからのクローニング
クローンされたデータベースは、新しいアプリケーションを開発するためのベースラインとして機能し、運用環境で発生するアプリケーション エラーを分離するのに役立ちます。クローンされたデータベースは、ソフト データベース エラーからの回復にも使用できます。
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クローンのライフサイクル
SnapCenter を使用すると、実稼働データベースがビジーでないときに実行される定期的なクローン ジョブをスケジュールできます。