FabricPool対応ONTAPアグリゲートへのボリュームの移動
ボリュームをFabricPoolに移動する場合は、移動時にボリュームの階層化ポリシーを指定または変更できます。ONTAP 9 8以降では、Inactive Data Reportingが有効になっているFabricPool以外のボリュームを移動すると、FabricPoolはヒートマップを使用して階層化可能なブロックを読み取り、コールドデータをFabricPoolデスティネーションの大容量階層に移動します。
階層化ポリシーを変更することが、データがコールドと認識されてクラウド階層に移動されるまでの時間にどのように影響するかを理解しておく必要があります。
FabricPool以外のボリュームでInactive Data Reportingが有効になっている場合に階層化ポリシーを使用するボリュームまたは `snapshot-only`FabricPoolに移動する `auto`と、FabricPoolはヒートマップファイルから階層化可能なブロックの温度を読み取り、その温度を使用してコールドデータをFabricPoolデスティネーションの大容量階層に直接移動します。
ONTAP 9 .8を使用していて、Inactive Data Reportingの情報を使用してデータを大容量階層に直接移動する場合は、ボリューム移動オプションは使用しないで `-tiering-policy`ください。このオプションを使用すると温度データが無視され、ONTAP 9より前のリリースの移動動作が実行されます。8.
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コマンドを使用し `volume move start`て、ボリュームをFabricPoolに移動します。
`-tiering-policy`オプションのパラメータを使用すると、ボリュームの階層化ポリシーを指定できます。
次のいずれかの階層化ポリシーを指定できます。
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snapshot-only
(デフォルト) -
auto
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all
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次の例は、「 vs1 」 SVM 内の「 `m yvol2 」という名前のボリュームを「 dest_FabricPool 」 FabricPool 対応アグリゲートに移動します。ボリュームは階層化ポリシーを使用するように明示的に設定され `none`ます。
cluster1::> volume move start -vserver vs1 -volume myvol2 -destination-aggregate dest_FabricPool -tiering-policy none