既存のSMB共有でのoplockの有効化または無効化
Storage Virtual Machine(SVM)上のSMB共有では、oplockがデフォルトで有効になっています。状況によっては、oplockの無効化が必要になることがあります。また、以前に共有でoplockを無効にしたことがある場合は、oplockを再度有効にすることもできます。
共有を含むボリュームでoplockが有効になっているが、その共有のoplock共有プロパティが無効になっている場合、その共有のoplockは無効になります。共有でのoplockの無効化は、ボリュームでのoplockの有効化よりも優先されます。共有でoplockを無効にすると、便宜的oplockとoplockリースの両方が無効になります。既存の共有では、oplockをいつでも有効または無効にできます。
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該当する操作を実行します。
状況 そしたら…。 既存の共有を変更して共有でoplockを有効にする
次のコマンドを入力します。
vserver cifs share properties add -vserver vserver_name -share-name share_name -share-properties oplocks
追加する共有プロパティをカンマで区切って追加指定できます。
新しく追加したプロパティは、既存の共有プロパティのリストに追加されます。以前に指定した共有プロパティは有効なままです。
既存の共有を変更して共有でoplockを無効にする
次のコマンドを入力します。
vserver cifs share properties remove -vserver vserver_name -share-name share_name -share-properties oplocks
削除する共有プロパティをカンマで区切って追加指定できます。
削除した共有プロパティは既存の共有プロパティリストから削除されますが、削除しない設定済みの共有プロパティは有効なままです。
次のコマンドは、 Storage Virtual Machine ( SVM 、旧 Vserver ) vs1 上の「 Engineering 」という名前の共有の oplock を有効にします。
cluster1::> vserver cifs share properties add -vserver vs1 -share-name Engineering -share-properties oplocks cluster1::> vserver cifs share properties show Vserver Share Properties ---------------- ---------------- ----------------- vs1 Engineering oplocks browsable changenotify showsnapshot
次のコマンドは、 SVM vs1 上の「 Engineering 」という名前の共有の oplock を無効にします。
cluster1::> vserver cifs share properties remove -vserver vs1 -share-name Engineering -share-properties oplocks cluster1::> vserver cifs share properties show Vserver Share Properties ---------------- ---------------- ----------------- vs1 Engineering browsable changenotify showsnapshot