StorageGRID のアーキテクチャとネットワークトポロジ
StorageGRID システムは、 1 つ以上のデータセンターサイトにある複数のタイプのグリッドノードで構成されます。
を参照してください"グリッドノードタイプの説明"。
StorageGRIDのネットワークトポロジ、要件、およびグリッド通信の詳細については、を参照して"ネットワークのガイドライン"ください。
導入トポロジ
StorageGRID システムは、単一のデータセンターサイトにも複数のデータセンターサイトにも導入できます。
単一サイト
単一サイトに導入する場合は、 StorageGRID システムのインフラと運用が一元化されます。
複数のサイト
複数サイトに導入する場合は、サイトごとに異なるタイプと数の StorageGRID リソースをインストールできます。たとえば、あるデータセンターが別のデータセンターよりも多くのストレージを必要とする場合があります。
地震の断層線や洪水時の氾濫原など、さまざまなサイトが異なる障害領域の地理的に異なる場所に配置されることがよくあります。データ共有とディザスタリカバリは、他のサイトに自動的にデータを分散することで実現されます。
単一のデータセンター内に複数の論理サイトを配置して、分散レプリケーションとイレイジャーコーディングによって可用性と耐障害性を向上させることもできます。
グリッドノードの冗長性
単一サイト環境またはマルチサイト環境では、冗長性を確保するために複数の管理ノードまたはゲートウェイノードを含めることができます。たとえば、 1 つのサイトまたは複数のサイトに複数の管理ノードをインストールできます。ただし、各 StorageGRID システムで使用できるプライマリ管理ノードは 1 つだけです。
システムアーキテクチャ
次の図は、 StorageGRID システムにおけるグリッドノードの配置を示しています。
S3クライアントは、StorageGRIDでオブジェクトの格納と読み出しを行います。他のクライアントは、 E メール通知の送信と StorageGRID 管理インターフェイスへのアクセスに使用されるほか、必要に応じて監査共有へのアクセスに使用されます。
S3クライアントは、ゲートウェイノードまたは管理ノードに接続して、ストレージノードへのロードバランシングインターフェイスを使用できます。S3クライアントは、HTTPSを使用してストレージノードに直接接続することもできます。
オブジェクトは、ソフトウェアベースまたはハードウェアベースのストレージノード上のStorageGRID 内、または外部のS3バケットまたはAzure BLOBストレージコンテナで構成されるクラウドストレージプール内に格納できます。