Trident保護で管理アプリケーションを定義
Trident protectで管理するアプリケーションを定義するには、アプリケーションCRおよび関連するAppVault CRを作成します。
AppVault CRの作成
アプリケーションでデータ保護処理を実行するときに使用するAppVault CRを作成する必要があります。また、Trident保護がインストールされているクラスタにAppVault CRを配置する必要があります。AppVault CRはお使いの環境に固有です。AppVault CRSの例については、"AppVaultカスタムリソース。"
アプリケーションの定義
Trident保護で管理するアプリケーションをそれぞれ定義する必要があります。アプリケーションCRを手動で作成するか、Trident保護CLIを使用して、管理対象のアプリケーションを定義できます。
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デスティネーションアプリケーションのCRファイルを作成します。
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カスタムリソース(CR)ファイルを作成し、という名前を付けます(例:
maria-app.yaml
)。 -
次の属性を設定します。
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* metadata.name*:(required)アプリケーションカスタムリソースの名前。保護操作に必要な他のCRファイルがこの値を参照するため、選択した名前をメモします。
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* spec.includedNamespaces*:(required)名前空間ラベルまたは名前空間名を使用して、アプリケーションリソースが存在する名前空間を指定します。アプリケーション名前空間は、このリストの一部である必要があります。
YAMLの例:
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apiVersion: protect.trident.netapp.io/v1 kind: Application metadata: name: maria namespace: my-app-namespace spec: includedNamespaces: - namespace: my-app-namespace
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環境に合わせてアプリケーションCRを作成したら、CRを適用します。例:
kubectl apply -f maria-app.yaml
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アプリケーション定義を作成して適用し、括弧内の値を環境からの情報に置き換えます。次の例に示す引数を持つカンマ区切りリストを使用して、名前空間とリソースをアプリケーション定義に含めることができます。
tridentctl protect create application <my_new_app_cr_name> --namespaces <namespaces_to_include> --csr <cluster_scoped_resources_to_include> --namespace <my-app-namespace>