ビジネスニーズと使用シナリオ
ONTAP Select は、ハイパーバイザーの仮想化を通じて提供される特有の柔軟性に基づき、さまざまなタイプのアプリケーションに適しています。
導入
大まかには、ハイパーバイザーホストサーバ上のワークロードに応じて、 2 つの異なる方法で ONTAP Select を導入できます。
専用の導入サービス
専用の導入モデルでは、 ONTAP Select の単一インスタンスをホストサーバで実行します。他の重要な処理は同じハイパーバイザーホストでは実行されません。
コロケーション導入
コロケーション導入モデルでは、 ONTAP Select が他のワークロードとホストを共有します。具体的には、追加の仮想マシンが用意されており、通常は各仮想マシンがコンピューティングアプリケーションを実行します。これらのコンピューティングワークロードは、 ONTAP Select クラスタに対してローカルです。このモデルは、アプリケーションと導入の特殊な要件をサポートします。専用の導入モデルと同様に、各 ONTAP Select 仮想マシンは個別の専用ハイパーバイザーホストで実行する必要があります。
ストレージ
ONTAP Select は、ビジネスニーズに応じてプライマリストレージまたはセカンダリストレージとして使用できます。
プライマリストレージ
状況によっては、 ONTAP Select をプライマリストレージプラットフォームとして導入することもできます。これらのタイプの実装は、アプリケーションのワークロードの特性とビジネス目標によって異なります。
ディザスタリカバリとセカンダリストレージ
ONTAP Select を使用して、プライマリストレージ機能を強化する追加のストレージを実装できます。追加のストレージは、組織の災害復旧作業やデータバックアップ計画をサポートするために使用できます。
開発とテスト
組織内にさまざまなアプリケーションを導入する際に、アプリケーションの開発およびテストのプロセス全体の不可欠な要素として ONTAP Select を使用できます。たとえば、テストの入出力データを格納するために一時ストレージが必要な場合があります。このようなタイプの導入にかかる時間は、アプリケーションの特性と要件によって異なります。