クラウドネイティブのOracleデータベースを別の場所にリストア
データ損失が発生した場合、Azure NetApp FilesでのみOracleデータベースを別の場所にリストアできます。別の場所にすることも、同じホストにすることもできます。
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Oracle 21cデータベースがstarted状態の場合、リストア処理は失敗します。データベースを正常にリストアするには、次のコマンドを実行する必要があります。
cp -f <ORACLE_HOME>/jdbc/lib/ojdbc8.jar /opt/NetApp/snapcenter/spl/plugins/sco/lib/ojdbc8-8.jar
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代替ホストのOracleバージョンが元のホストと同じであることを確認する必要があります。
リストア処理の開始時に、Oracleホーム、最大ボリュームスループット、Oracle SID、およびデータベースクレデンシャル以外の構成を変更することはできません。
デフォルトでは、_until cancel_setをtrueに設定すると、フルリカバリが有効になります。
リストアされたデータベースのアーカイブログモードは、デフォルトではオフになっています。必要に応じて、アーカイブログモードを有効にして、アーカイブログをNetAppボリュームに保持できます。
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をクリックします リストアするデータベースに対応し、*[リストア]*をクリックします。
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データベースのリストア先となるリストアポイントを選択し、[別の場所にリストア]>*[次へ]*をクリックします。
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[Configuration]ページで、代替場所、SID、ORACLE_Home、データベースクレデンシャル、およびストレージスループットの詳細を指定します。
データベースクレデンシャルでOSユーザ認証が無効になっている場合は、リストアされたデータベースに同じホストまたはターゲットホストで接続するsysユーザのパスワードを指定する必要があります。
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をクリックし、詳細を確認して[リストア]*をクリックします。
リストア処理の進捗状況は、[Job Monitor]ページで確認できます。ジョブが完了したら、*[検出のリフレッシュ]*をクリックして、リストアされたデータベースを表示します。ただし、別の場所にリストアされたデータベースを保護することはできません。