[アグリゲート / 健全性の詳細]ページでは、選択したアグリゲートについて、容量、ディスク情報、設定の詳細、生成されたイベントなどの情報を確認できます。また、そのアグリゲートに関連するオブジェクトやアラートに関する情報も参照できます。
コマンド ボタン
注: FabricPool対応アグリゲートを監視する場合、このページのコミット済み容量およびオーバーコミット容量の値はローカルのパフォーマンス階層の容量のみに基づきます。クラウド階層で使用可能なスペースの量は、オーバーコミット容量の値に反映されません。同様に、アグリゲートのしきい値もローカルのパフォーマンス階層のみに対する値となります。
選択したアグリゲートについて、各コマンド ボタンを使用して次のタスクを実行できます。
- パフォーマンス ビューに切り替え
- [アグリゲート / パフォーマンスの障害]ページに移動できます。
- 操作
-
- アグリゲートを表示
- [健全性:すべてのアグリゲート]ビューに移動できます。
[容量]タブ
[容量]タブには、選択したアグリゲートについて、容量、しきい値、日次増加率などの詳細が表示されます。
デフォルトでは、ルート アグリゲートについては容量のイベントは生成されません。また、Unified Managerで使用されるしきい値のノードのルート アグリゲートには適用されません。これらのイベントが生成されるように設定を変更できるのは、テクニカル サポート担当者だけです。テクニカル サポート担当者が設定を変更すると、しきい値がノードのルート アグリゲートにも適用されるようになります。
- 容量
- データ容量のグラフとSnapshotコピーのグラフに、アグリゲートの容量の詳細が表示されます。
- 使用済みの論理スペース
アグリゲートに格納されているデータの実際のサイズ。ONTAPのStorage Efficiencyテクノロジによる削減を適用する前のサイズです。
- 使用済み
アグリゲート内のデータに使用されている物理容量。
- オーバーコミット
アグリゲートのスペースがオーバーコミットされている場合、グラフにフラグとオーバーコミット容量が表示されます。
- 警告
警告しきい値が設定されている地点(アグリゲートのスペースがほぼフルであるとみなされる地点)に点線が表示されます。このしきい値を超えると、「スペースがほぼフル」イベントが生成されます。
- エラー
エラーしきい値が設定されている地点(アグリゲートのスペースがフルであるとみなされる地点)に実線が表示されます。このしきい値を超えると、「スペースがフル」イベントが生成されます。
- [Snapshot コピー]グラフ
このグラフは、Snapshot使用容量またはSnapshotリザーブが0でない場合にのみ表示されます。
どちらのグラフにも、Snapshot使用容量がSnapshotリザーブを超えている場合には超過分の使用容量が表示されます。
- クラウド階層
- FabricPool対応アグリゲートについて、クラウド階層でデータに使用されているスペースが表示されます。FabricPoolライセンスの有無は問われません。
- クラウド階層が別のクラウド プロバイダ(
ミラー階層
)にミラーリングされている場合、両方のクラウド階層が表示されます。
- 詳細
- 容量に関する詳細情報が表示されます。
- 合計容量
アグリゲートの合計容量が表示されます。
- データ容量
アグリゲートで使用されているスペース(使用済み容量)とアグリゲートの使用可能なスペース(空き容量)が表示されます。
- Snapshot リザーブ
アグリゲートのSnapshotの使用容量と空き容量が表示されます。
- オーバーコミット容量
アグリゲート オーバーコミットに関する情報が表示されます。アグリゲート オーバーコミットを使用すると、すべてのストレージが使用中でないかぎり、アグリゲートの実際の使用可能容量よりも多くのストレージを割り当てることができます。シンプロビジョニングを使用している場合、アグリゲート内のボリュームの合計サイズがアグリゲートの総容量を超えるような割り当てが可能です。
注: アグリゲートをオーバーコミットした場合は、アグリゲートの空きスペースを注意深く監視し、必要に応じてストレージを追加して、スペース不足による書き込みエラーを回避する必要があります。
- クラウド階層
FabricPool対応アグリゲートについて、クラウド階層でデータに使用されているスペースが表示されます。FabricPoolライセンスの有無は問われません。クラウド階層が別のクラウド プロバイダ(ミラー階層)にミラーリングされている場合、両方のクラウド階層が表示されます。
- 合計キャッシュ スペース
Flash Poolアグリゲートに追加されているソリッド ステート ドライブ(SSD)の合計スペースが表示されます。アグリゲートで
Flash Poolを有効にしていても、SSDが追加されていなければ、キャッシュ スペースは0KBと表示されます。
注: このフィールドは、アグリゲートでFlash Poolが無効になっている場合は表示されません。
- アグリゲートのしきい値
アグリゲートの容量に関する次のしきい値が表示されます。
- ほぼフルのしきい値
アグリゲートがほぼフルであるとみなす割合を示します。
- フルのしきい値
アグリゲートがフルであるとみなす割合を示します。
- ほぼオーバーコミットのしきい値
アグリゲートが間もなくオーバーコミットされるとみなす割合を示します。
- オーバーコミットのしきい値
アグリゲートがオーバーコミットされたとみなす割合を示します。
- その他の詳細:日次増加率
最後の2つのサンプル間の変更率が24時間続いた場合にアグリゲートで使用されるディスク容量が表示されます。
たとえば、アグリゲートのディスク スペースの使用量が午後2時に10GBで、午後6時に12GBであるとすると、このアグリゲートの1日あたりの増加率は2GBです。
- ボリューム移動
現在実行中のボリューム移動処理の数が表示されます。
- 移動されたボリューム
アグリゲートから移動中のボリュームの数と容量が表示されます。
リンクをクリックすると、ボリューム名、ボリュームの移動先のアグリゲート、ボリューム移動処理のステータス、推定終了時刻などの詳細を確認できます。
- 追加されたボリューム
アグリゲートに移動中のボリュームの数と残りの移動容量が表示されます。
リンクをクリックすると、ボリューム名、ボリュームの移動元のアグリゲート、ボリューム移動処理のステータス、推定終了時刻などの詳細を確認できます。
- ボリューム移動後の推定使用容量
ボリューム移動処理完了後のアグリゲートの推定使用済みスペース(割合とKB、MB、GBなど)が表示されます。
- 容量の概要 - ボリューム
- アグリゲートに含まれるボリュームの容量に関する情報がグラフで表示されます。ボリュームで使用されているスペース(使用済み容量)とボリュームの使用可能なスペース(空き容量)が表示されます。シンプロビジョニング ボリュームについて「シンプロビジョニング ボリュームにスペース リスクあり」イベントが生成された場合は、ボリュームで使用されているスペース(使用済み容量)と、ボリュームの使用可能なスペースのうちアグリゲートの容量の問題が原因で使用できないスペース(使用不可の容量)が表示されます。
表示するグラフはドロップダウン リストから選択できます。グラフに表示されるデータをソートして、使用済みサイズ、プロビジョニングされたサイズ、使用可能な容量、1日あたりの最大および最小増加率などの詳細を表示できます。アグリゲート内のボリュームを含むStorage Virtual Machine(SVM)でデータをフィルタリングできます。シンプロビジョニング ボリュームの詳細を表示することもできます。グラフの特定のポイントにカーソルを合わせると、その時点の詳細を確認できます。デフォルトでは、アグリゲート内の上位30個のボリュームがフィルタリングされて表示されます。
[ディスク情報]タブ
選択したアグリゲート内のディスクについて、RAIDタイプとサイズ、アグリゲートで使用されているディスクのタイプなど、詳細な情報が表示されます。このタブには、RAIDグループと使用されているディスクのタイプ(SAS、ATA、FCAL、SSD、VMDISKなど)を示す図も表示されます。パリティ ディスクやデータ ディスクにカーソルを合わせると、各ディスクのベイ、シェルフ、回転速度などの詳細を確認できます。
- データ
- 専用データ ディスク、共有データ ディスク、またはその両方の詳細が図で表示されます。データ ディスクに共有ディスクが含まれているときは、共有ディスクの詳細が表示されます。専用ディスクと共有ディスクの両方が含まれているときは、両方のディスクの詳細が表示されます。
- RAID の詳細
専用ディスクの場合のみ、RAIDの詳細が表示されます。
- タイプ
RAIDタイプ(RAID 0、RAID 4、RAID-DP、またはRAID-TEC)が表示されます。
- グループ サイズ
RAIDグループに含めることができるディスクの最大数が表示されます。
- グループ
アグリゲート内のRAIDグループの数が表示されます。
- 使用ディスク
- 実質的タイプ
アグリゲート内のデータ ディスクのタイプ(ATA、SATA、FCAL、SSD、VMDISKなど)が表示されます。
- データ ディスク
アグリゲートに割り当てられているデータ ディスクの数と容量が表示されます。データ ディスクの詳細は、アグリゲートに共有ディスクしか含まれていない場合は表示されません。
- パリティ ディスク
アグリゲートに割り当てられているパリティ ディスクの数と容量が表示されます。パリティ ディスクの詳細は、アグリゲートに共有ディスクしか含まれていない場合は表示されません。
- 共有ディスク
アグリゲートに割り当てられている共有ディスクの数と容量が表示されます。共有ディスクの詳細は、アグリゲートに共有ディスクが含まれている場合にのみ表示されます。
- スペア ディスク
- 選択したアグリゲートのノードで使用できるスペア データ ディスクの実質的タイプ、数、および容量が表示されます。
注: Unified Managerでは、アグリゲートがパートナー ノードにフェイルオーバーされた場合、アグリゲートと互換性があるすべてのスペア ディスクが表示されないことがあります。
- SSD キャッシュ
- 専用キャッシュSSDディスクと共有キャッシュSSDディスクに関する詳細が表示されます。
専用キャッシュSSDディスクについては、次の情報が表示されます。
- RAID の詳細
- タイプ
RAIDタイプ(RAID 0、RAID 4、RAID-DP、またはRAID-TEC)が表示されます。
- グループ サイズ
RAIDグループに含めることができるディスクの最大数が表示されます。
- グループ
アグリゲート内のRAIDグループの数が表示されます。
- 使用ディスク
- 実質的タイプ
アグリゲート内でキャッシュに使用されているディスク タイプとして「SSD」が表示されます。
- データ ディスク
キャッシュ用にアグリゲートに割り当てられているデータ ディスクの数と容量が表示されます。
- パリティ ディスク
キャッシュ用にアグリゲートに割り当てられているパリティ ディスクの数と容量が表示されます。
- スペア ディスク
- 選択したアグリゲートのノードでキャッシュに使用可能なスペア ディスクの実質的タイプ、数、および容量が表示されます。
注: Unified Managerでは、アグリゲートがパートナー ノードにフェイルオーバーされた場合、アグリゲートと互換性があるすべてのスペア ディスクが表示されないことがあります。
- 共有キャッシュについては、次の情報が表示されます。
- ストレージ プール
- ストレージ プールの名前が表示されます。ストレージ プールの名前にカーソルを合わせると、次の情報を確認できます。
- ステータス
ストレージ プールのステータス(正常かどうか)が表示されます。
- 割り当て合計
ストレージ プール内の割り当て単位の総数とサイズが表示されます。
- 割り当て単位のサイズ
アグリゲートに割り当て可能なストレージ プール内の最小スペースが表示されます。
- ディスク
ストレージ プールの作成に使用されているディスクの数が表示されます。ストレージ プールの列に表示されるディスク数と[ディスク情報]タブに表示されるストレージ プールのディスク数が一致しない場合は、破損しているディスクがあり、ストレージ プールが正常な状態でないことを示しています。
- 使用済みの割り当て
アグリゲートで使用されている割り当て単位の数とサイズが表示されます。アグリゲート名をクリックすると、アグリゲートの詳細を確認できます。
- 使用可能な割り当て
ノードで使用可能な割り当て単位の数とサイズが表示されます。ノード名をクリックすると、アグリゲートの詳細を確認できます。
- 割り当て済みキャッシュ
- アグリゲートで使用されている割り当て単位のサイズが表示されます。
- 割り当て単位
- アグリゲートで使用されている割り当て単位の数が表示されます。
- ディスク
- ストレージ プールに含まれているディスクの数が表示されます。
- 詳細
- ストレージ プール
ストレージ プールの数が表示されます。
- 合計サイズ
ストレージ プールの合計サイズが表示されます。
- クラウド階層
- FabricPool対応アグリゲートを設定している場合にクラウド階層の名前が表示され、使用済みの合計スペースが表示されます。クラウド階層が別のクラウド プロバイダ(ミラー階層)にミラーリングされている場合、両方のクラウド階層の詳細が表示されます。
[設定]タブ
[設定]タブには、選択したアグリゲートについて、クラスタ ノード、ブロック タイプ、RAIDタイプ、RAIDサイズ、RAIDグループ数などの詳細が表示されます。
- 概要
- ノード
選択したアグリゲートが含まれるノードの名前が表示されます。
- ブロック タイプ
アグリゲートのブロック形式(32ビットまたは64ビット)が表示されます。
- RAID タイプ
RAIDタイプ(RAID 0、RAID 4、RAID-DP、RAID-TEC、またはMixed RAID)が表示されます。
- RAID サイズ
RAIDグループのサイズが表示されます。
- RAID グループ
アグリゲート内のRAIDグループの数が表示されます。
- SnapLockタイプ
アグリゲートのSnapLockタイプが表示されます。
- クラウド階層
- FabricPool対応アグリゲートの場合、クラウド階層の詳細が表示されます。一部のフィールドはストレージ プロバイダに応じて異なります。クラウド階層が別のクラウド プロバイダ(
ミラー階層
)にミラーリングされている場合、両方のクラウド階層が表示されます。
- プロバイダ
ストレージ プロバイダの名前(StorageGRID、Amazon S3、IBM Cloud Object Storage、Microsoft Azureクラウド、Google Cloud Storage、Alibaba Cloud Object Storageなど)が表示されます。
- 名前
ONTAPでの作成時に指定されたクラウド階層の名前が表示されます。
- サーバ
クラウド階層のFQDNが表示されます。
- ポート
クラウド プロバイダとの通信に使用されているポート。
- アクセス キー / アカウント
クラウド階層のアクセス キーまたはアカウントが表示されます。
- コンテナ名
クラウド階層のバケット名またはコンテナ名が表示されます。
- SSL
クラウド階層に対してSSL暗号化が有効になっているかどうかが表示されます。
[履歴]領域
[履歴]領域には、選択したアグリゲートの容量に関する情報がグラフで表示されます。また、[エクスポート]ボタンをクリックすると、表示しているグラフのCSV形式のレポートを作成できます。
[履歴]ペインの上部にあるドロップダウン リストからグラフの種類を選択することができます。1週間、1カ月、または1年のいずれかの期間を選択して、その期間の詳細を表示することも可能です。履歴グラフは傾向を確認するのに役立ちます。たとえば、アグリゲートの使用量が継続的に「ほぼフル」のしきい値を超えていれば、それに応じた措置を講じることができます。
履歴グラフには次の情報が表示されます。
- アグリゲート - 使用容量 (%)
折れ線グラフの形式で、アグリゲートの使用率(%)とアグリゲートの容量使用履歴が縦軸(y軸)に表示されます。横軸(x軸)は期間です。期間は、1週間、1カ月、または1年のいずれかを選択できます。グラフの特定のポイントにカーソルを合わせると、その時点の詳細を確認できます。対応する凡例をクリックして、グラフの線の表示と非表示を切り替えることが可能です。たとえば、凡例で[使用済みパフォーマンス容量]をクリックすると、使用済み容量を示す線が非表示になります。
- アグリゲート - 使用容量と総容量
- 折れ線グラフの形式で、アグリゲートの容量使用履歴と使用済み容量および合計容量(バイト、KB、MBなど)が縦軸(y軸)に表示されます。横軸(x軸)は期間です。期間は、1週間、1カ月、または1年のいずれかを選択できます。グラフの特定のポイントにカーソルを合わせると、その時点の詳細を確認できます。対応する凡例をクリックして、グラフの線の表示と非表示を切り替えることが可能です。たとえば、凡例で[トレンド - 使用済み容量]をクリックすると、使用済み容量の推移を示す線が非表示になります。
- アグリゲート - 使用容量(%)とコミット容量(%)
- 折れ線グラフの形式で、アグリゲートの容量使用履歴とコミット済みスペースの割合(%)が縦軸(y軸)に表示されます。横軸(x軸)は期間です。期間は、1週間、1カ月、または1年のいずれかを選択できます。グラフの特定のポイントにカーソルを合わせると、その時点の詳細を確認できます。対応する凡例をクリックして、グラフの線の表示と非表示を切り替えることが可能です。たとえば、凡例で[コミット済みスペース]をクリックすると、コミット済みスペースを示す線が非表示になります。
[イベント]リスト
[イベント]リストには、新規のイベントと応答済みのイベントに関する詳細が表示されます。
- 重大度
- イベントの重大度が表示されます。
- イベント
- イベントの名前が表示されます。
- トリガー日時
- イベントが生成されてからの経過時間が表示されます。1週間を過ぎたイベントには、生成時のタイムスタンプが表示されます。
[関連デバイス]ペイン
[関連デバイス]ペインでは、アグリゲートに関連するクラスタ ノード、ボリューム、およびディスクを確認できます。
- ノード
- アグリゲートが含まれるノードの容量と健全性ステータスが表示されます。容量は、総容量のうちの使用可能な合計容量を示します。
- ノード内のアグリゲート
- 選択したアグリゲートが含まれるクラスタ ノード内のアグリゲートの総数と合計容量が表示されます。最も高い重大度レベルに基づいて、アグリゲートの健全性ステータスも表示されます。たとえば、クラスタ ノードに10個のアグリゲートがあり、5つのステータスが「警告」で残りの5つが「重大」の場合、ステータスは「重大」と表示されます。
- ボリューム
- アグリゲート内のFlexVolおよびFlexGroupボリュームの数と容量が表示されます。FlexGroupコンスティチュエントは含まれません。最も高い重大度レベルに基づいて、ボリュームの健全性ステータスも表示されます。
- リソース プール
- アグリゲートに関連付けられているリソース プールが表示されます。
- ディスク
- 選択したアグリゲート内のディスクの数が表示されます。
[関連するアラート]ペイン
[関連するアラート]ペインでは、選択したアグリゲートに対して作成されたアラートのリストを確認できます。[アラートの追加]リンクをクリックしてアラートを追加したり、アラート名をクリックして既存のアラートを編集したりすることもできます。