データ移行ワークフロー
移行にはさまざまなフェーズがあり、移行の計画や完了に役立ちます。サードパーティ製 NAS ストレージまたは NetApp XCP を使用して直接接続された NAS エクスポートストレージからデータを移行する場合は、このセクションに記載されている移行のガイドラインに従ってください。
次の図は、任意の NAS から NetApp NAS への移行ワークフローを示しています。
オンプレミス
任意の NAS から NetApp NAS への移行ワークフローには、次の手順が含まれます。
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NAS 共有とデータを検出
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データをスキャンしてレポートを作成し、データのレイアウトを確認します。
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XCP Copy コマンドを実行してベースラインを作成します。移行を高速化するには、追加の XCP インスタンスを選択し、ワークロードをサブフォルダレベルで分割して、並行移行ジョブを開始します。
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差分更新の場合は、カットオーバー期間の変更率が低いまで XCP sync を使用します。
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移行を完了するには、 XCP sync コマンドを実行して、ソースを読み取り専用としてマークして最終同期を実行します。
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データが正しく転送されたことを確認するには 'XCP verify コマンドを実行して ' ソースとデスティネーションを比較します
クラウド
クラウドの場合は、オンプレミスとクラウドの間の接続が直接接続( AWS )、 ExpressRoute ( Azure )、クラウドインターコネクト( GCP )の場合にも、同様のオンプレミス移行ワークフローに従うことができます。
次の図は、オンプレミスからクラウドへの移行ワークフローを示しています。
オンプレミスとクラウド間に直接インターネット接続がない場合は、トラックなどのオフラインデータ転送方式を使用して、オンプレミスからクラウドにデータを転送する必要があります。クラウドサービスプロバイダによって、データをデータセンターに移動するための用語が異なる手法が用意されています。
次の図は、 ExpressRoute を使用しないオンプレミスから Azure へのデータムーバーの解決策を示しています。
同様のアーキテクチャを各種クラウドサービスプロバイダの対応するコンポーネントと組み合わせて使用できます。