IOM12モジュールを搭載したディスク シェルフのホットリムーブ

IOM12モジュールを搭載したディスク シェルフを移動または交換する必要がある場合、電源が入った、データを提供中(I/Oが実行中)のシステムから、ディスク シェルフを無停止でホットリムーブできます。ディスク シェルフのスタックから任意のディスク シェルフをホットリムーブすることも、ディスク シェルフのスタック全体をホットリムーブすることもできます。

開始する前に

タスク概要

手順

  1. システム構成がMulti-Path HAMulti-PathQuad-path HAQuad-pathまたはsysconfigであることを確認します。
    このコマンドは、いずれかのコントローラのノードシェルから実行します。システムで検出が完了するまで、1分程度かかる場合があります。
    構成はSystem Storage Configurationフィールドに表示されます。
    注: 外付けストレージが搭載されたFAS2600シリーズ システムおよびFAS2700システムの場合、HAペアに対してはMixed-Path HA、シングルコントローラ構成に対してはMixed-Pathと出力されます。これは、内蔵ストレージのケーブル接続は外付けストレージと異なるためです。HAペアの場合、内蔵ストレージはシングルパスHA構成で接続され、外付けストレージはマルチパスHA構成で接続されます。シングルコントローラ構成の場合、内蔵ストレージはシングルパス構成でケーブル接続され、外付けストレージはマルチパス構成で接続されます。
  2. 取り外すディスク シェルフのディスクドライブにアグリゲートがないこと(スペアであること)、および所有権が削除されていることを確認します。
    1. いずれかのコントローラのクラスタシェルから次のコマンドを入力します。storage disk show -shelf shelf_number
    2. 出力をチェックし、取り外すディスク シェルフのディスクドライブにアグリゲートがないことを確認します。
      ディスクドライブにアグリゲートがない場合、Container Name列にダッシュが表示されます。
    3. 出力をチェックし、取り外すディスク シェルフのディスクドライブから所有権が削除されていることを確認します。
      ディスクドライブに所有権がない場合、Owner列にダッシュが表示されます。
      注: 取り外すシェルフに障害が発生したディスク ドライブがある場合は、該当するドライブのContainer Type列にbrokenと表示されます。障害が発生したディスク ドライブには所有権がありません。
    次の出力は、取り外すディスク シェルフ(ディスク シェルフ3)のディスクドライブが、ディスク シェルフを取り外すための正しい状態にあることを示しています。アグリゲートはすべてのディスクドライブから削除されているため、各ディスクドライブのContainer Name列にダッシュが表示されます。所有権もすべてのディスクドライブから削除されているため、各ディスクドライブのOwner列にダッシュが表示されます。
    cluster::> storage disk show -shelf 3
    
               Usable           Disk   Container   Container
    Disk         Size Shelf Bay Type   Type        Name       Owner
    -------- -------- ----- --- ------ ----------- ---------- ---------
    ...
    1.3.4           -     3   4 SAS    spare                -         -
    1.3.5           -     3   5 SAS    spare                -         -
    1.3.6           -     3   6 SAS    broken               -         -
    1.3.7           -     3   7 SAS    spare                -         -
    ...
    
  3. 取り外すディスク シェルフの物理的な位置を確認します。
    影響を受けるディスク シェルフの物理的な位置を特定するために、必要に応じてディスク シェルフのロケーション(青色の)LEDを点灯できます。storage shelf location-led modify -shelf-name shelf_name -led-status on
    注: ディスク シェルフにはロケーション(青色の)LEDが3つあります(オペレータ用ディスプレイ パネルに1つと、各IOM12モジュールに1つずつ)。ロケーションLEDは30分間点灯します。点灯を中止するには、同じコマンドをoffオプションに変更して入力します。
  4. ディスク シェルフのスタック全体を取り外す場合は、以下の手順を実行します。それ以外の場合は、次の手順に進みます。
    1. パスA(IOM A)とパスB(IOM B)のすべてのSASケーブルを取り外します。
      これには、取り外すスタックのすべてのディスク シェルフとコントローラ、およびシェルフどうしを接続するケーブルが含まれます。
    2. 手順9に進みます。
  5. スタックから1台以上のディスク シェルフを取り外す(スタックは残す)場合は、該当する一連の手順を実行して、取り外すディスク シェルフを迂回してパスA(IOM A)スタックのケーブルをつなぎ直します。
    スタックのディスク シェルフを複数取り外す場合は、該当する一連の手順を各ディスク シェルフに対して実行します。
    注: ポートに接続する前に、10秒以上待つ必要があります。SASケーブルのコネクタは、誤挿入を防ぐキーイングが施されているため、正しい向きでSASポートに取り付けるとカチッとはまり、ディスク シェルフのSASポートのLNK LEDが緑色に点灯します。ディスク シェルフの場合は、SASケーブルのコネクタをプルタブ(コネクタの下側)を下にして挿入します。
    対象 操作
    スタックのいずれかの終端にあるディスク シェルフ(論理上最初または最後のディスク シェルフ)
    1. 取り外すディスク シェルフのIOM Aポートからシェルフ / シェルフ間のケーブルをすべて取り外し、脇に置きます。
    2. 取り外すディスク シェルフのIOM Aポートに接続されているコントローラ / スタック間のケーブルをすべて取り外し、スタック内の次のディスク シェルフの同じIOM Aポートに接続します。

      のディスク シェルフは、ディスク シェルフをスタックのどちらかの終端から取り外しているかに応じて、取り外すディスク シェルフの上または下のシェルフです。

    スタックの中間のディスク シェルフ

    スタックの中間にあるディスク シェルフは、他のディスク シェルフにのみ接続され、コントローラには接続されていません。

    1. 取り外すディスク シェルフのIOM Aのポート1と2、またはポート3と4、および次のディスク シェルフのIOM Aからシェルフ / シェルフ間のケーブルをすべて取り外し、脇に置きます。
    2. 取り外すディスク シェルフのIOM Aポートに接続されている残りのシェルフ / シェルフ間ケーブルを取り外し、スタック内の次のディスク シェルフの同じIOM Aポートに接続します。

    のディスク シェルフは、どのIOM Aポート(1と2または3と4)からケーブルを取り外したかに応じて、取り外しているディスク シェルフの上または下のシェルフです。

    スタックの終端または中間からディスク シェルフを取り外す場合、次のケーブル接続例を参照できます。ケーブル接続例については、次の点に注意してください。
    • IOM12モジュールは、DS224CまたはDS212Cディスク シェルフのように横に並べて配置されます。DS460Cを使用している場合は、IOM12モジュールは縦に並べて配置されます。
    • 各例のスタックは、標準のシェルフ / シェルフ間ケーブル接続で接続されています。これは、マルチパスHAまたはマルチパス接続のスタックで使用される接続方法です。

      スタックがクアッドパスHAまたはクアッドパス接続でケーブル接続されている場合(2倍幅のシェルフ / シェルフ間ケーブル接続を使用)は、例をもとにケーブルの再接続方法を推測してください。

    • ケーブル接続の例では、パスの1つであるパスA(IOM A)を再接続する方法を示しています。

      パスB(IOM B)についても同じ手順を繰り返してください。

    • スタックの終端からディスク シェルフを取り外すケーブル接続例では、マルチパスHA接続でケーブル接続された、スタック内の論理上最後のディスク シェルフを取り外す方法を示しています。

      スタック内の論理上最初のディスク シェルフを取り外す場合、またはスタックにマルチパス接続がある場合は、例をもとにケーブルの再接続方法を推測してください。





  6. 取り外すディスク シェルフをバイパスし、パスA(IOM A)スタック接続を正しく再確立したことを確認します。storage disk show -port
    HAペア構成の場合は、どちらかのコントローラのクラスタシェルからこのコマンドを実行します。システムで検出が完了するまで、1分程度かかる場合があります。
    出力の最初の2行は、パスAとパスBの両方を介して接続されているディスクドライブを示しています。出力の最後の2行は、単一のパス、パスBを介して接続されているディスクドライブを示しています。
    cluster::> storage show disk -port
    
    PRIMARY  PORT SECONDARY      PORT TYPE SHELF BAY
    -------- ---- ---------      ---- ---- ----- ---
    1.20.0   A    node1:6a.20.0  B    SAS  20    0
    1.20.1   A    node1:6a.20.1  B    SAS  20    1
    1.21.0   B    -              -    SAS  21    0
    1.21.1   B    -              -    SAS  21    1
    ...
    
  7. 次の手順はstorage disk show -portコマンドの出力によって異なります。
    出力の内容 操作
    スタック内のすべてのディスクドライブがパスAとパスBを介して接続されているが、接続を解除したディスク シェルフ内のディスクドライブはパスBを介してのみ接続されている 次の手順へ進みます。

    取り外すディスク シェルフがバイパスされ、スタック内の残りのディスクドライブにパスAが再確立されています。

    上記以外 手順5および6を繰り返します。

    ケーブル接続を修正する必要があります。

  8. (スタック内の)取り外すディスク シェルフに対して、次の手順を実行します。
    1. パスBについて、手順5~7を実行します。
      注: スタックを正しくケーブル接続した場合、手順7では、パスAとパスBを介して接続されている残りのディスクドライブだけが表示されます。
    2. 手順1を繰り返して、スタックからディスク シェルフを取り外す前と同じシステム構成であることを確認します。
    3. 次の手順へ進みます。
  9. 準備段階でディスクドライブから所有権を削除する際にディスクの自動割り当てを無効にした場合は、次のコマンドを入力して再度有効にします。それ以外の場合は、次の手順に進みます。storage disk option modify -autoassign on
    HAペア構成の場合は、両方のコントローラのクラスタシェルからこのコマンドを実行します。
  10. 切断したディスク シェルフの電源をオフにし、ディスク シェルフから電源コードを抜きます。
  11. ラックまたはキャビネットからディスク シェルフを取り外します。
    ディスク シェルフを軽くして扱いやすくするために、電源装置とI/Oモジュール(IOM)を取り外します。

    DS460Cディスク シェルフの場合は、ディスク シェルフに付属の4本の着脱式ハンドルも使用できます。ハンドル(シャーシの両側に2本ずつ)をカチッという音がするまで押し上げて取り付けます。ディスク シェルフをレールにスライドさせたら、サム ラッチを使用してハンドルを取り外します。

    フル装備のDS460Cディスク シェルフを移動する場合は、ホイストやリフトなどを使用することを推奨します。
    注意: フル装備のDS460Cディスク シェルフの重量は112kg(247ポンド)近くになることがあります。