データ移行のスケジュール設定と監視
所定の期間内に ILM ポリシーに従ってデータが配置されるよう、必要に応じてデータ移行をスケジュールし、監視する必要があります。
データ移行をスケジュール
主要な業務時間中はデータを移行しないでください。データの移行は、夕方や週末など、システムの使用率が低い時間帯にのみ実施してください。
アクティビティが高い期間には、できるだけデータ移行をスケジュールしないでください。ただし、アクティビティレベルが高い期間を完全に回避することが現実的でない場合はそのまま進めてかまいません。その場合は、関連する属性を注意深く監視し、許容値を超えた場合に対処する必要があります。
データ移行を監視
次の表に、データ移行中に監視する必要がある属性とその内容を示します。
取り込み速度を抑制するためにレート制限を指定したトラフィック分類ポリシーを使用する場合は、次の表に示す統計情報とともに、観察されたレートを監視し、必要に応じて制限を減らすことができます。
モニタ | 説明 |
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ILM による評価を待機しているオブジェクトの数 |
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ターゲットアーカイブシステムのストレージ容量 |
ILM ポリシーによって、移行対象データのコピーがターゲットアーカイブストレージシステム(テープまたはクラウド)に保存される場合は、ターゲットアーカイブストレージシステムの容量を監視して、移行対象データ用の十分な容量が確保されていることを確認してください。 |
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「 Store Failures ( ARVF ) * 」属性のアラームがトリガーされた場合、対象のアーカイブストレージシステムの容量が上限に達している可能性があります。ターゲットアーカイブストレージシステムをチェックして、アラームをトリガーした問題を解決してください。 |