ONTAP NFSアクセスキャッシュパラメータについて学ぶ
アクセス キャッシュ内にあるエントリの更新期間を制御するパラメータがいくつかあります。これらのパラメータの仕組みを理解すると、各パラメータを変更して、アクセス キャッシュを調整したり、パフォーマンスと格納される情報の鮮度のバランスをとったりできます。
アクセス キャッシュには、ボリュームまたはqtreeへのアクセスを試みるクライアントに適用される1つ以上のエクスポート ルールで構成されるエントリが格納されます。これらのエントリは、一定期間格納されたあと、更新されます。更新時間は、アクセス キャッシュ パラメータによって決定され、アクセス キャッシュ エントリのタイプによって異なります。
個々のSVMに対してアクセス キャッシュ パラメータを指定できます。このため、SVMのアクセス要件に応じてパラメータを変えることができます。アクティブに使用されていないアクセス キャッシュ エントリは更新されないため、外部ネーム サーバとの無駄な通信が削減されます。
アクセスキャッシュエントリタイプ |
概要 |
更新間隔(秒) |
受理エントリ |
クライアントのアクセスが拒否されなかったアクセス キャッシュ エントリです。 |
最小:300 最大値:86,400 デフォルト:3,600 |
拒否エントリ |
クライアントのアクセスが拒否されたアクセス キャッシュ エントリです。 |
最小:60 最大値:86,400 デフォルト:3,600 |
NFSクライアントがクラスタ上のボリュームにアクセスしようとします。ONTAPはクライアントをエクスポートポリシールールと照合し、エクスポートポリシールールの設定に基づいてクライアントがアクセスを許可されるかどうかを判断します。ONTAPは、このエクスポートポリシールールをアクセスキャッシュにポジティブエントリとして保存します。デフォルトでは、ONTAPはアクセスキャッシュにポジティブエントリを1時間(3,600秒)保存し、その後自動的にエントリを更新して情報を最新の状態に保ちます。
アクセスキャッシュが不必要にいっぱいになるのを防ぐため、クライアントアクセスの判定に一定期間使用されていない既存のアクセスキャッシュエントリをクリアするパラメータが追加されました。この `-harvest-timeout`パラメータの許容範囲は60秒から2,592,000秒で、デフォルト設定は86,400秒です。