SnapshotコピーディレクトリへのNFSおよびSMBクライアントアクセスの有効化と無効化
コマンドのCLIオプションを使用してSnapshotコピーディレクトリへのアクセスを有効または無効にできます。ONTAP 9.10.1以降では、ONTAP -snapdir-access
volume modify
Managerを使用してクライアントシステムからボリューム上のSnapshotコピーディレクトリへのアクセスを有効または無効にできます。アクセスを有効にすると、クライアントからSnapshotコピーディレクトリが認識され、WindowsクライアントからSnapshotコピーディレクトリにドライブをマッピングして、その内容を表示してアクセスできるようになります。その後、NFSクライアントとSMBクライアントは、SnapshotからファイルまたはLUNをリストアできます。
ボリュームのSnapshotコピーディレクトリへのアクセスを有効または無効にするには、ボリュームの設定を編集するか、ボリュームの共有設定を編集します。
ボリュームを編集してSnapshotコピーディレクトリへのクライアントアクセスを有効または無効にする
クライアントのSnapshotコピーディレクトリへのアクセスを有効または無効にするには、ONTAP System ManagerまたはONTAP CLIを使用します。デフォルトでは、ボリューム上のSnapshotコピーディレクトリにクライアントがアクセスできます。
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[ストレージ]>[ボリューム]*をクリックします。
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表示または非表示にするSnapshotコピーディレクトリを含むボリュームを選択します。
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をクリック し、*[編集]*を選択します。
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「 * Snapshot Copies ( Local ) Settings * 」セクションで、「 * Show the Snapshot copies directory to clients * 」を選択または選択解除します。
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[ 保存( Save ) ] をクリックします。
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Snapshotディレクトリのアクセスステータスを確認します。
volume show -vserver <SVM_name> -volume <vol_name> -fields snapdir-access
例:
clus1::> volume show -vserver vs0 -volume vol1 -fields snapdir-access vserver volume snapdir-access ------- ------ -------------- vs0 vol1 false
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Snapshotコピーディレクトリへのアクセスを有効または無効にします。
volume modify -vserver <SVM_name> -volume <vol_name> -snapdir-access <true|false>
次の例は、vol1でSnapshotコピーディレクトリへのアクセスを有効にします。
clus1::> volume modify -vserver vs0 -volume vol1 -snapdir-access true Volume modify successful on volume vol1 of Vserver vs0.
共有の編集によるSnapshotコピーディレクトリへのクライアントアクセスの有効化または無効化
デフォルトでは、ボリューム上のSnapshotコピーディレクトリにクライアントがアクセスできます。
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[ * ストレージ ] 、 [ 共有 ] の順にクリックします。
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表示または非表示にするSnapshotコピーディレクトリを含むボリュームを選択します。
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をクリック し、*[編集]*を選択します。
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「 * 共有プロパティ * 」セクションで、「 * クライアントによる Snapshot コピー・ディレクトリへのアクセスを許可する」を選択または選択解除します。
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[ 保存( Save ) ] をクリックします。